私、生きてます。

日々の気づきをありのままに

男を成長させる女であれ

私でこそ、大切な人を幸せに導くことができるのだ。

 

セレステジェシー」という映画を鑑賞した。

稼ぐ女と稼げぬ男が新しい恋を見つけ離婚をするまでの切ない恋愛物語。

女にとって男は大親友であり夫であった。

しかし女社長である自らの出来の良さのために男のだらしなさを許容できず、

男を手放してしまう。

男は新しい恋を見つけ男として成長していき、女はひとりぼっち。

そのとき、女は本当の愛に気づくのだった。

 

魂を見よ。

私たちは同じ人間である。

 

私たちは外見や肩書きにとらわれ、彼の本当の良さを見失いがちである。

自分は誰と一緒にいるときが居心地がよくて、

誰が本当に好きなのか。

周りの意見や世間体に振り回され、彼を愛することができない。

もっとふさわしい人がいるんじゃないか。

彼で本当にいいのか、愛することが怖い。

 

もし、

誰もが私の選択を応援し、すべてを許容してくれる世界だったら。

人間に何の優劣もなく、人間が魂だけの生き物なら。

未来には何の不安もなくて、何でもできるとしたら。

私は誰と一緒にいたい?

誰を大切にしたい?

愛したい?

 

まずは世間を克服せよ。私と貴方以外のすべてを。

貴方の大切さに気づいたら、それが愛の目覚めだ。

 

幸せは、目の前の人を愛することから生まれる。

もっともっと、と遠くばかり見ていては、

すぐそこにある幸せには気づけない。

ただひたすらにひたむきに目の前の人を愛すること、

その行為の先に幸せはある。

 

決して妥協しろと言っているわけではない。

私が安定し愛を与え続けることで、すべてが見えてくる。

愛とは依存ではない。

相手の幸せを本当に願ったとき、手放すことができるのが愛である。

それは私が本当に貴方を愛したときにだけ掴むことができる感覚。

私じゃない他の誰かと幸せになっても幸せを感じられる境地。

それが愛なのだ。

 

誰かを愛することはその人の成長に、そして私自身の幸せに直結する。

決断を恐れない。

決断した道を後悔しない。

前だけを見て貴方を愛した先に私の幸せがある。

幸せは伝染する。

常に誇り高く私の道を歩み、

目の前の貴方を愛する。

私でこそ、大切な人を幸せに導くことができるのだ。

 

 

 

 

 

お前がちゃんとしてないからなんだよ。

「絶対、忘れないからな。」

 

と、私は手帳に書いた。

 

朝、父から出かけざまに

「ママに何か言われるのが嫌だって言うけど、

お前がちゃんとしてないからなんだよ。」

と言われた。

前日の夜疲れてそのままリビングで寝ていた私を見て

寝起きで機嫌の悪い父が放った一言である。

 

涙がこぼれた。

 

東京で一人暮らし、様々な人間の心に触れ、自らの心の動きに敏感になり、

もう生きるのに疲れ切っていた。

実家で過ごすこの年末の時間でどうにか心を回復しようと

家に閉じこもり家族の愛に触れ自らの心を温め

瓦礫を集めて私を元通りにしようとしていた最中だった。

 

ガラガラとまたすべてが崩れた。

 

私がちゃんとしてないから。

私がちゃんとしてないからだめなんだ。

だめな娘でごめんなさい。

ごめんなさい。

 

生きていることがつらかった。

生きているだけで素晴らしいんだと自ら励まして、

やっと少しずつ前に進めそうだったのに。

 

前から母の意見は

なんだかうるさくて耳に入らなかった。

私は母のことが大好きで、

どんなときも私を信じてくれると信じたかったから、

私の行動に意見する母の声は私の心に届かなかった。

過度な期待。

母のすべてを私が受け入れられていなかった。

 

父はそんな私にずっと何かをため込んでいたのだろう。

いつもはあまり口を出さない父が、

私のだらしない姿を見てこらえきれなくなったのか

その言葉を口にした。

 

「ちゃんとしてないから」

 

ちゃんとって何ですか。

どうしたら貴方の求めるちゃんとした娘になれますか。

私は貴方の思い通りにちゃんと生きなければならないのですか。

 

「ちゃんと」という言葉が怖かった。

もう死んでしまいたい。

またそんな言葉が頭をよぎった。

逃げ出したかった。

すべて捨てて知らない場所で誰にも知られず私だけの世界で生きたかった。

死んでしまいたいなんて思わない世界に行きたかった。

 

ただ、生きていたいだけなのに。

 

あぁ、また心がボロボロだ。

私を奮い立たせなければ。魂を。

ぎゅっと心を縛った。

ボロボロで血だらけの私を抑え固め、ぐるぐると紐を巻き付けた。

大丈夫だから。私は私が守ってあげるから。

負けないで。生きて。前に進んで。

怒れ。怒れ。

手帳を取り、最初のページにペンで父に言われた言葉と共に書き殴った。

 

絶対、忘れないからな。

毎日、生まれ変わる。

私の限界を決めているのはいつでも私だった。

 

「恋はデジャ・ブ」という映画を鑑賞した。

それは永遠に同じ日を繰り替えす男の物語。

明日が来ないことに絶望し、同じ毎日に退屈し、

何度も何度も繰り返す一日の中で

自ら学び行動し、善行を積み、

男は最後、愛と明日を手に入れた。

 

映画の中で、男は最初とても自己中心的で意地汚い男だった。

しかしどうだろう。

自分のために興味のあることに励み、誰かのために行動し、

心を豊かにたもつことで誰からも愛される男に成長した。

今を楽しみ目の前の人々を愛することで未来を手に入れたのだ。

男は過去ではなく、今と未来をただ見つめ生きていた。

 

私はいつも過去の自分と相談して物事を選択している。

「私は~だから」と、自分に制限をかける。

「~かもしれない」と、恐れ行動するのをやめる。

何故過去の自分に甘んじる。

誰の目を気にしているのだ。

そんなのやってみなければ分からないじゃないか。

私は何を怖がっているんだ?

 

この物語の男のように全く同じ毎日が繰り返されているわけではない。

でも私は同じ24時間という時間を毎日繰り返し生きている。

世間で起きていることも周りの人々も毎日違うが、

私の行動は毎日私が決めている。

訪れる毎日の中で何を経験し何を得てどんな自分でいるのか、

そうだ。私がすべて決めていたのだ。

 

自分の可能性にいつも蓋をしていたのは私だった。

限界なんてなかった。私は何でもできたのだ。

どんな自分でも大丈夫。自信を持って。

在りたい自分で生きる。人の目を気にするな。

今と未来の私で決める。憧れをそのまま表現しろ。

それがいずれ本当の私になる。

毎日、毎日、毎日、私は新しい自分を手に入れる。

毎日、生まれ変わる。